当院では咬み合わせや歯ならびに何らかの問題(以下、不正咬合や歯列不整という)がある小児患者に対しての矯正治療を行っています。あごの発育状態や歯ならびの形態的な分析のほかに呼吸機能や姿勢状態の考察も行い矯正治療に活かしています。
不正咬合や歯列不整は、鼻で呼吸が適切にできていないことやいろんなお口のクセがあることが原因で引き起こされているというケースがとても多く存在します。そのため、ただ単に矯正器具をつけて矯正するだけではなく、お口のもクセに対する機能訓練も行います。そうすることで矯正後の後戻りも防ぐことができると考えています。
不正咬合の大半の症例ではあごの骨の横幅が狭いことが多く、それを解消するため奥歯の左右間の幅を広げる装置を使います。幅を広げることで前歯が十分にならぶ幅が確保されます。その他、様々な装置を使ったり、機能訓練を交えたりして望ましい歯ならびへと成長するよう促します。
治療の結果、歯ならびの改善が十分になされてきれいに永久歯がならべば治療は終了します。(1期治療の終了)
不十分ならきちんとならんでいない永久歯に対する矯正治療が必要となるでしょう。(2期治療の開始)
1期治療からから2期治療へと移行する割合は半分ほどといわれていますが、もし、2期治療へと移行したとしても1期治療を行っている場合の矯正治療は、1期治療をしていない場合のそれよりも容易となります。
整った歯ならびは呼吸や睡眠、姿勢を改善し、一生における生活の質を上質なものに変えていくことでしょう。勉強にスポーツ、仕事のパフォーマンスを高めてくれることでしょう。
ささいなことでも歯ならびのことが気になりましたら、ご相談いただけますと幸いです。
矯正についての簡単な説明を行います。
診断用試料採取行い治療方法を説明します。
矯正装置の費用はここに含まれます。装置をいくつ作製しても追加料金はありません。
1期小児矯正の調整および経過観察料・機能訓練料 |
3,300円(税込) |
矯正治療が始まったらその都度お支払いいただく診療費です。最大で24回まで。
1期治療から2期治療へと移行した場合の矯正費用 (本体) |
320,760円(税込) |
装置代はここに含まれます。いくつ装置を作製しても追加費用はありません。
その都度お支払いいただく診療費です。最大で24回まで。
※1期治療から2期治療まで行った場合の矯正費用(本体)の合計は677,160円 (税込)となります。
※参考 成人から始めた場合の矯正費用
739,200円~825,000円(税込)